あえて今更先行者を語ってみる
先行者。
中国長沙国防科学技術大学が作り上げた、史上最高の
エンターテイメントロボットである。
奴を見なかった人間は日本には殆どいまい。
万が一先行者を知らない奴はここいって見てくれ。
アシモやSDR-3Xなど比べ物にならん。
ここまでの笑いを取れたか?
さて。
エンターテイメントロボットは日本でも作られていた。
学天則というマニュピュレーター型ロボットで、東大
西村博士が作成した。
(余談だが、後に彼の役を彼の息子の俳優、西村晃氏が
実演した。H.G.ウエルズのタイムマシンの映画化を
彼のひ孫が行ったよりもびっくりだ)
まあ、先行者に比べれば、笑い度はたいしたことは無いが。
それはさておき、実は先行者の映像から推測して、あることが予想できる。
先行者は、かつてホンダが開発した二足歩行ロボットに
よく似ているのだ。下半身が。
たしかE0というそのマシンは、下半身のみの存在だった。
先行者も下半身だけでは既に完成していたようだ。
つまり
先行者=E0+あの上半身
なのではなかろうか?
それって、よく歩けるな、先行者。
さすが中国。ある意味恐ろしい。無茶だ!無茶すぎるよ!
逆にいって、ある意味ハイスペックではあるわけだが。
E0に上半身は積んでない(積めない?)からな…。
もしホンダが先行者を作ったら…。
多分ホンダはロボット開発をあきらめただろうな。
しかっし!
なんと情報筋によると、既に先行者Uが開発中らしい。
ツー、ですか。
あきらめませんか、もう。
国家の威信をかけて先行者ですか?
先行者Uはどんなフォルムだろう?
日本では政府系の産総研で、出渕裕氏によるデザインのロボットを
作成中だ。
先行者のスペックは多分これからあがるとは思う。
しかし、センスはどうなんだろうか?
先行者U、見た目がまんまで中身が日本に追いついたら
正直俺は中国に一生ついていくさ。マジに。
(余談その2だが、あまりにすごいセンスの先行者が、実は
文化大革命の犠牲者だとしたらそれはそれで悲しい話だ。
文化大革命では芸術は否定されたからな。
しかし、ここまできたら先行者、お前のフォルムは芸術だ!
そのまま突っ走ってくれ!)